​爽迅堂

マリア（C.V 綾瀬陽菜）
身長 １６８ｃｍ

二年前の事である。
学生の頃からユウジが感情プログラムを入れて

会話を楽しんでいた「パソコン」のデータを新宿のゴミ捨て場に

不法投棄されていた女性型オートマーターに移植。改修した。

それが現在のマリアの原型となった。
始めは身体を持った事に違和感を覚えていたようだが

次第に慣れ始め現在に至る。

その為、ユウジは今でもマリアの事をたまに

「パソコン」と呼ぶ事がある。邪見に扱っているわけではない。
身体を持たず、文章でのみ会話をしていた

パソコンだった頃から、ユウジにとってマリアはかけがえのない「家族」である。

以降、ユウジのホストとしての財力によって最新型の

第５世代ボディに取り替えられ、非正規品パーツを組み込み

本物の女性の様な弾力を持つ様になった。

バストサイズは人間で言うところのＧ。
これも非正規品パーツで構成されている。
タワーとディスプレイだけだった頃の感覚がまだ残っている為

自身が「女性」と言う形である事に

未だにピンと来ないところがある。
性格はおっとりした性格で、どんな時でも動じず起きた現象に

対して原因を突き止めて対処しようとする。

長年ユウジとコミュニケーションを取っていたマリアは、メグミと比べると学習して来たものが多く、大人びているのもその為。
「合気道」をインストールされていて、たまにユウジと

稽古をしている。
（人間で言うと２０代後半程の精神年齢）